【新唐人2014年8月3日】台湾南部の高雄(たかお)市で起きた爆発事故によって、現在、8000世帯で停電となり、断水の影響は1万3000世帯に及んでいます。現場では、多くの生活物資が必要とされる中、多くの企業と市民が援助の手を差し伸べました。
自動車が変形し、道路は陥没するなど、事故から一晩経っても、現場は凄惨を極めています。停電や断水が続いているため、現場付近の住民は援助に頼らざるを得ません。
ボランティア
「ボランティア希望者は増え続けています、台湾全土から申し込みがあります」
救援センター職員
「すでにある物資はつるはし、スコップ、清掃用品、雨靴、綿布、手袋などです」
必要な市民にいつでも届けられるよう、ミネラルウオーターが支援物資ステーションに運ばれています。また、Googleマップを使って、当局に指定された各地の避難所を整理したネットユーザーもいます。一方、高雄市政府は、被災者が非常に多く、ポータブル電源、充電器などが不足しているとして、市民や企業に寄付を呼びかけました。
爆発が起きた夜、警察や消防隊が現場に駆けつける前から、市民は何の装備もないにもかかわらず、自発的にけが人を救助していました。現場に非難する声や強盗事件はなく、皆、ひたすら救命に努めていたのです。
企業も援助の手を差し伸べています。小売業者が物資ステーションを設立したほか、旅館経営者は、住まいを提供しています。また、台湾の有名企業や銀行、財閥などが次々と、寄付を決めました。夜、プロ野球・義大ライノズ(イーダー・ライノズ)の試合が行われる予定でしたが、試合前のイベントが中止され、球場では哀悼の意を示すため、半旗が掲げられました。義大ライノズ(イーダー・ライノズ)の親会社は、高雄市政府に6000万元を寄付するそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/02/a1127384.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)